ギレルモ・デル・トロの部屋 hellboy.exblog.jp

映画「ヘルボーイ」とギレルモ・デル・トロ監督を応援するブログです!ブログのタイトルを変更しました。(2015.07.22.)


by maku-no-suke
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カテゴリ:劇中ワード( 3 )

b0053010_13561674.jpgラスプーチンの墓で離ればなれになったヘルボーイとリズが位置発信器の応答として「マルコ」「ポーロ」という合い言葉を使っていたのですが、ずっと「なぜにマルコ・ポーロ?」と疑問に思っていたのでした。まもなく公開から1年が経とうとしている今、よーやく、謎が解明致しましたので、ご報告をばっ!

この疑問を解明してくれたのは、うちの旦那のマクタロウ。
うろ覚えながら、ネットで検索していくうちに「マルコ・ポーロ」が鬼ごっこの合い言葉だという記述があるサイトに辿り着いたんだとか。


「ネイティブ力をつくる本」ケリー伊藤 著/研究社 P36より引用


マルコポーロ:アメリカの子どもは、Marco Polo といったら、偉大なイタリアの旅行家より、プールの中での鬼ごっこを思い浮かべる。鬼はプールの端で目をつむって10数えたあと"Marco"と叫ぶ。そうすると残りの子どもたちは"Polo"と叫び返しながら水の中で鬼ごっこをする。この間、もし追われるほうの子どもの中に"Polo"と返事を返さない子がいれば、鬼はその子の名前を言う。そうすると鬼につかまらなくても、名前を言われた子は鬼になってしまう。ただし、水のなかにもぐっていれば"Polo"と叫ばなくてもよい。

…というわけで、アメリカではポピュラーな子供の遊び言葉だったわけですねー。
「もういいかい?」「まあだだよー。」みたいな…。

知っていればリズが「マルコ」と言った時点でヘルボーイが「ポーロ」と答えるだろうというのが先読み出来て、ふたりの絶妙なコンビネーションがより深く楽しめたんだろうと思うと、ちょっと残念だったりして…。
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by maku-no-suke | 2005-09-21 14:30 | 劇中ワード

ロンギヌスの槍

b0053010_10172472.gifB.P.R.Dの廊下を歩くブルーム教授と新人捜査官マイヤーズ。
壁の両側には様々なオカルトめいた品々がガラスケースに入れて展示されており、その中の壊れた古い槍に目がいったマイヤーズにブルーム教授が説明する。
「1938年、ヒットラーはキリストの脇腹を突いた「ロンギヌスの槍」を入手。槍を手にした彼は無敵の力を得た」

昨日「ロンギヌスの槍」に関する解説をこちらの「X51.ORG」で読んだんですが、十字軍やアーサー王伝説の元になったという説があるのには驚きました。
現在はウィーンのホーフブルグ宮殿内に展示されているそうなんですが(どの時点で偽物にすり替わっていてもおかしくないけど…。)、IMDb の「ヘルボーイ・トリビア」によると映画で使われた「ロンギヌスの槍」は、この展示物を正確に模して作られているんだそう。こんなところにもデル・トロ監督のおたく心が感じられて嬉しかったりしています。

ところで他にも何か「ロンギヌスの槍」に関する情報はないかと調べているうちに、左記の画像の本に辿り着きました。「ロンギヌスの槍」とヒットラーの謎を作者の取材と推理で迫った入魂の1冊らしいのですが、さらに調べてみたところ「ロンギヌスの槍―オカルティスト・ヒトラーの謎」というタイトルで翻訳もされているようなんです。学習研究社刊 (2002-01-18出版)¥819。

「紀伊国屋Book Web」による作者のトレヴァ・レヴンズクロフト氏の経歴を見ると、

1921年、イギリス生まれ。ジャーナリスト、歴史家。第二次大戦中、北アフリカのロンメル将軍暗殺計画特別挺身隊に加わり、’41~’45年まで収容所生活を送る。戦後は報道関係の記者を務め、ロンドンとエジンバラで歴史学を講義。ワルター・ヨハネス・シュタイン博士に師事し、12年余にわたり『ロンギヌスの槍』のための調査研究を行なう。’89年没

とあって、これまた興味深かったりします。
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by maku-no-suke | 2004-11-30 16:11 | 劇中ワード
b0053010_1419132.jpg「ヘルボーイ」にハマってもうすぐ2ヶ月。
マクタロウ(旦那)に「ヘルボーイ」の設定が「クトゥルー神話」だということを聞き、ネットでいろいろ調べているうちに「いれくば堂」さんで「映画の冒頭で「妖蛆の秘密」よりの抜粋あり」という記事をみつけました。

さっそく図書館で国書刊行会の「真ク・リトル・リトル神話体系2」を借り、その中に収録されている「妖蛆の秘密」を読んでみたのですが、どの部分がそれにあたるのかよくわかりませんでした。
そこで思い切って掲示板で管理人さんにお尋ねしたところ、本文の引用ではなく「妖蛆の秘密」というタイトルそのものが使われているとのこと。

そもそも「妖蛆の秘密」の原題は「The Shambler from the Stars」と言って、一般的には、訳者によって「星から訪れたもの」、「星から来た妖魔」、「星よりの召喚者」と翻訳されているということが判りました。
ではなぜ「真ク・リトル・リトル神話体系2」に納められているタイトルが「妖蛆の秘密」なのかと言うと、この話の中に登場する魔導書の名前が「妖蛆の秘密」と言うんですね。

物語は、この魔導書「妖蛆の秘密」を偶然手に入れた主人公が友人の下を訪れ、化け物を呼び出してしまうという短編で、その化け物の描写が、「それは赤い血をしたたらせた、脈動する巨大なゼリーのようであった」とか「胴体に無数の触手が波打っていた」とか「触手の先には吸盤がついており、それらは残忍な欲望に口を開閉していた」など…いかにも「クトゥルー」というか「ヘルボーイ」のラストバトルのアレそのもの!

さらに調べてみたら、この話を書いたロバート・ブロックは映画「サイコ」の作者としても有名な人で、若いころはかなりラヴクラフトに傾倒していてクトゥルー関係の本を書きまくっていたみたいなんですね。(後年はイギリスの怪奇映画制作会社アミカス・プロダクションで脚本も書いていたそうです。)
「妖蛆の秘密」のラストで主人公の友人が化け物に残酷な殺され方をするのですが、巻末の解説によると、実はこの友人のモデルになったのがラヴクラフト御大で、殺され方に感銘を受けたラヴクラフトが「闇に這う者」という作品でロバート・ブレイクという名前の怪奇作家を殺害!ブロック自身もラヴクラフトの死後「尖塔よりの怪奇」という作品でエドモンド・フィスク(ブロックのもうひとつのペンネーム)なる怪奇作家を殺しているのだそうです。
おぞましい話を書いていても、こういったお茶目なところも忘れないところがいいですね。

ところで肝心の「妖蛆の秘密」という単語が映画の冒頭のどの部分に引用されていたかなんですが、これが2回も見た割には全然憶えていない自分が情けなかったりしています。
先日こちらのサイトの10/2の日記の中に「『妖虫の秘密』ってなんですか林完治! 虫じゃなくてちゃんと蛆にして欲しかったです。」とこだわりのコメントをされている方も発見しましたので、映画の字幕が「妖虫の秘密」になっていたと言うことだけはわかったんですが…。
映画のシナリオも探してみましたが、結局みつからず、こうなったらDVDの発売を待って確認するしかないとあきらめモードに入っております。


尚、画像は現在比較的すぐに手に入る「クトゥルー・暗黒神話大系シリーズ」の1巻の表紙です。
「妖蛆の秘密」は「星から訪れたもの」というタイトルで7巻に納められています。
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by maku-no-suke | 2004-11-25 16:21 | 劇中ワード